自己愛性パーソナリティ障害
自分の能力をとても高いものだと信じている。
仕事関連の能力においては、同年代や、周辺の年齢の人たちには負けない。
私は特別だ。
自分の生き方に、途方もない夢も抱いている。
仕事でもプライベートでも。
そんな特別な私は、特別と感じる仲間とつながる必要がある。
特別な仲間とのつながりは、自分自身の自尊心を満たし、やる気へとつながる。
賞賛を受けたい。褒められたい。認められたい。
他者からの肯定的評価に満たされる必要がある。
自分にできないことを他人ができると嫉妬心を抱く。
なぜ自分ができないのか、と。とても影響を受けやすい。
評価されないことが嫌だ。嫌悪感を抱く。
自分が周りからどう見られているかを気にする。
些細なことでも、自分の心に引っ掛かったことは、頭がおかしくなるくらい考える。
引っ掛かりがとれるとすぐに忘れ、一気に心が晴れる。
周囲からの自分の評価を気にするのは、他者からの批判が怖いから。
失敗が恥ずかしいから。出来ないことが何よりも嫌いだから。
自分を非難する人は、もれなく敵になってしまう。抱きたくない悪意を抱いてしまう。
社会に出ると、社会には、先輩しかいない。
20代はいない。色々と否定されることもある。
自分の心の中でその相手が敵になったとしても、反撃をすることは許されない。縦社会だから。
そんな時は、自分を守るために、自分の部屋にこもり、自分の心の殻にこもり、引きこもることに尽きる。
心の中では何度も戦う。現実はそれを許してはくれないから。
自分が自分であるためには、自分を守るためには、傷が癒えるまで心の殻の中にこもるしかないんだ。