星を見る会
12月14日、時刻は22:00を過ぎた頃だろうか、地元の友達から、「今夜星を見よう。」と誘われた。
14日未明から15日にかけ、ふたご座流星群が極大らしい。
最初は、「今夜星を見よう。」とはなんだ。どこの青春アニメだよ。と頭の中で突っ込みを入れていた。しかし頭の中では「君の知らない物語」が意に反して流れている。
会場は地元の堤防だ。街頭がなく星を見るのに高立地だ。昨晩は、街頭がなくても月明かりのみで、湖が見渡せた。月の力は偉大だ。
会場には三人の地元メンバーが集まり、ビール缶をプシュッと鳴らす。
乾杯と同時に「流星群を見る会」の開催だ。
空を見上げると、オリオン座がみえて、、、
私の星座レパートリーは底を尽きた。
名前も知らない星たちが空に輝いている。
星の光や惑星などの話を聞きながら、ひたすら流星をさがす。
地元にいるとあまり気にしたことはなかったが、本当に星がよく見える。
埼玉にいた頃の空と今住む地元の空は本当に同じものなのかと疑問を抱くほどに。
流星には、早く短いものもあれば、ゆっくりと長く流れるものもある。光の弱いものもあれば、強いものもある。様々で人間みたいだ。
流星を見たのなど、いつぶりだろうか。
空や宇宙の話をしていると、自分達の生きる時間など一瞬で儚いものだと感じる。自分達のしていることなど、気にも止められないほど小さなことなんだ。大きな存在に圧倒されることは素晴らしい。今の自分がどうでもよくなる。
次の自分への勇気が自然と沸いてくる。
星空を見たり、星を撮ったり、星を見るためだけに出掛けたり、今後ボチボチと計画をたてていきたい。
また、自分のなかでやりたいことが一つ増えた。